天恵菇(てんけいこ)とは
天恵菇(てんけいこ)は協同組合 日本茸師の会(徳島県)のもと、高野キノコプラントにより開発された巨大椎茸です。2002年に誕生しましたが、最初は形が悪く、何より栽培が難しく開発はとん挫しました。
しかしその大きさから子供たちに好評で、少しづつ改良を続け、形のよい大きな椎茸を育てることができるまで10年の年月がかかりました。
「なばし天415号」という品種で、直径7cm以上の形の良いものが「天恵菇」として市場に出すことができます。10個の菌床から1個しかその条件にあったものが出来ず、「希少なプレミアム椎茸」と言われる所以です。
旨味が通常のしいたけの3倍もあり、雑味や苦みが少ないのが特徴です。
誰もが驚くその見た目の大きさもあって、全国の料理人の創作意欲を刺激し、従来の椎茸レシピとはまた違う全く新しい料理が生まれています。
とにかく芳醇な旨味!その大きさ!肉厚でまるでアワビのような天恵菇はとても人気があります。
「茸師 (なばし )」とは
生産技術を極限まで追求することを目的に結成されたシイタケ栽培の技術集団のことです。名前は、江戸時代に日本に椎茸の人工栽培を広めた技術集団は「茸師(なばし)」と呼ばれていたことに由来します。
牛木きのこ園代表、牛木秀夫は茸師の会理事長を務めています。
魚沼天恵菇の特徴
魚沼の自然環境を有効利用
当農園が栽培する魚沼の天恵菇は、魚沼の大自然を贅沢に利用できます。
越後三山からのミネラル豊富で水量も豊富な雪解け水を1年中利用できますし、昼夜の寒暖差も美味しい天恵菇ができる条件のひとつです。
天恵菇の通年栽培は牛木きのこ園だけ!
通常天恵菇は生産できる期間が限られていますが、牛木きのこ園では1年中生産が可能です。
天恵菇栽培のポイント
通年栽培を可能にする「水」と自然環境
しいたけ栽培で一番大変なのは真夏の気温です。魚沼の雪解け水を贅沢に使えることにより通年栽培が可能に。ハウス内の温度を下げたり、ミネラル豊富な天然水は天恵菇を美味しくする大事な栄養でもあります。
農薬を使わない・国内産原料にこだわる
天恵菇は化学肥料、農薬を使用しないで栽培しています。
天然水を利用し、栄養価も高く、体に優しい安心・安全な食品です。
ハウス回りも除草剤は使わず草刈りを行っております。
きのこの命の源となる「菌床」は国産広葉樹のチップを使い、地元南魚沼産の米ぬか、そして麦ぬかを使用しています。
ハウス回りも除草剤使わず草刈り こだわりの菌床
こだわり専門栽培ハウス
暑さに弱い天恵菇の通年生産を可能にするこだわりの専門栽培ハウスで、徹底した温度・湿度・品質管理を行っています。
天恵菇の収穫が終わると、菌床は全て出して掃除をします。
綺麗に清潔にしたハウスにまた新しい菌床を入れ栽培をスタートさせます。
ハウス回りの地面からの熱を防ぐ為のスプリンクラー 収穫後のハウス内
そして最後には、人の目・経験・技術
ハウスの管理には設備や機械も大事ですが、やっぱり最後は、目で見て、肌で感じて、長年の経験や技術や感覚なども大事です!